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就労継続支援B型とは?A型との違いやメリット、自分に合う選び方4つ

自分らしく働くための一歩を踏み出したいと考えたとき、候補に上がるのが「就労継続支援」という福祉サービスではないでしょうか。しかし、いざ調べてみると「A型」や「B型」といった区分があり、どちらが自分に向いているのか、どのような違いがあるのか分からず、立ち止まってしまう方も少なくありません。

この記事では、就労継続支援B型を中心に、その仕組みやA型との明確な違い、そして利用するメリットについて、初めての方にも分かりやすくお伝えします。


就労継続支援B型とは?基本的な仕組みを解説

就労継続支援B型は、障害や難病などの理由で、現時点で一般企業での就労や、雇用契約を結んで働くことが難しい方を対象とした福祉サービスです。

最大の特徴は「雇用契約を結ばない」という点にあります。この非雇用型という形態により、利用者は自分の体調やペースに合わせて、無理のない範囲で軽作業などの生産活動を行い、社会参加や就労に向けたリハビリテーションやトレーニングを積むことができます。

特に、体調の波が大きい方や、まずは生活リズムを整えることから始めたい方にとって、非常に柔軟で安心できる環境が提供されます。

最大の特徴は「雇用契約を結ばない」という点にあります。

自分の体調やペースに合わせて、無理のない範囲で軽作業などの生産活動を行い、リハビリテーションや就労に向けたトレーニングを積むことができます。

B型の対象となるのはどんな人?

厚生労働省の指針では、主に以下のような方が対象とされています。

  1. 過去に一般就労の経験があるものの、心身の状態や年齢的な理由から一般就労が困難になった方
  2. 就労移行支援事業などを利用したが、B型の利用が適当だと判断された方
  3. 50歳に達している、あるいは障害基礎年金1級を受給している方

難しく書きましたが、要するに「今はフルタイムで働く自信がないけれど、社会とつながりたい」「体調を優先しながら少しずつステップアップしたい」という方が、安心して通える場所です。B型は、働くことへのプレッシャーを最小限に抑え、利用者が安心して自己肯定感を育み、社会的な役割を再認識できる「居場所」としての機能も担っています。

作業内容と「工賃」について

B型事業所で行われる作業は、利用者の能力や地域の特性に合わせて多岐にわたります。
その多様性は、利用者が自身の興味や適性を見つける上で大きなメリットとなります。

  • お菓子の袋詰めやラベル貼り
  • 手芸品や雑貨の制作
  • 清掃や除草作業
  • PCを使ったデータ入力

その他にも、農作業、カフェでの接客補助、Webサイトの簡単な更新作業など、事業所ごとに特色ある作業が提供されています。これらの作業は、単に時間を過ごすためのものではなく、集中力や持続力、協調性といった、働く上で必要なスキルを身につけるための訓練の場でもあります。

これらの作業の対価として支払われるのは「給料」ではなく「工賃」と呼ばれます。


雇用契約に基づく給料とは異なり、最低賃金の適用対象外となっています。


月額の平均は1万6,000円から2万円程度であることが多いですが、作業頻度や事業所の種類によって異なります。

A型とB型の違いを徹底比較

次に、多くの方が迷われる「A型」と「B型」の違いを見ていきましょう。


どちらが優れているということではなく、現在のあなたの「体調」や「目標」に合わせて選ぶことが大切です。


この違いを理解することが、最適なサービス選択の第一歩となります。

1. 雇用契約の有無と給料(工賃)

ここが最も大きな違いです。この違いは、利用者の権利と責任、そして経済的な安定性に直結します。

  • A型:事業所と「雇用契約」を結びます。
    これにより、利用者は労働者としての権利が守られ、各都道府県の最低賃金が保証されます。月額でおよそ7万円〜10万円程度の収入を得られるケースが多いです。しっかり稼ぎたい、自立した生活に近づきたいという意欲に応える仕組みです。
  • B型:雇用契約を結びません。給料の代わりに、作業の対価として「工賃(こうちん)」が支払われます。
    最低賃金の適用外となるため、月額の平均は1万5,000円〜2万円前後となります。
    工賃は、あくまで生産活動への参加に対する報酬であり、生活費の全てを賄うことは難しい場合が多いです。
    収入よりも「自分のペースで働くこと」や「体調を整えること」に主眼が置かれており、体調に合わせて柔軟に休みを取りやすく、短時間からの利用も可能です。

2. 労働時間と柔軟性

  • A型:決まったシフトで働く一般企業に近い環境を想定しているため、1日4〜6時間、週5日勤務といった固定のスケジュールが求められることが多いです。
    勤怠の安定が重視され、一般就労への移行を見据えた訓練の場としての側面が強いです。
  • B型:「週1日から」「午前中だけ」といった短時間からのスタートが可能で、体調に合わせて通うことができます。また、当日の体調不良によるお休みにも比較的柔軟に対応してくれる事業所が多く、リハビリテーションとしての側面が強いのが特徴です。
    利用者が無理なく社会との接点を持ち続けられるよう、最大限の柔軟性が確保されています。

3. 対象となる方の状態

  • A型:一定の就労能力がある方決められた時間に通勤し、数時間の作業を継続できる体力が求められます。
    働く意欲と、ある程度の安定した勤怠が期待される方を対象としています。
  • B型:就労の機会を通じて、能力の維持・向上が必要な方、年齢や体力などの理由でA型での勤務が難しい方や、まずは外出する習慣をつけたいという方が対象です。B型には利用できる年齢の上限がないため、幅広い層の方が利用しています。
    体調の波が大きく、まずは通所すること自体を目標とする方にも適しています。

A型とB型の比較まとめ表

項目就労継続支援A型就労継続支援B型
雇用契約ありなし
給料・工賃最低賃金以上(給料)成果に応じた支払い(工賃)
主な対象就労への意欲・体力がある方自分のペースで活動したい方
年齢制限原則18歳以上65歳未満18歳以上、上限なし
社会保険条件を満たせば加入原則なし

A型では納期や品質が厳密に管理されるプロとしての仕事が多く、B型ではステップアップを見据えた、より丁寧な指導が受けられる環境が多い傾向にあります。

どちらが良い・悪いではなく、今のあなたの「体調の安定度」や「どのくらい働きたいか」というステージに合わせて選ぶことが大切です。
A型は「働くこと」に重点を置き、B型は「通うこと、慣れること」に重点を置いていると考えると、選択の基準が明確になります。


B型事業所を利用する3つのメリット

お金(工賃)を得ることも目的の一つですが、B型を利用することにはそれ以上に大きな価値があります。

1. 生活リズムが整い、心身が安定する

家で一人で過ごしていると、どうしても昼夜逆転してしまったり、塞ぎ込んでしまったりすることがあります。
B型事業所へ定期的に通所し、決まった時間に作業を行うことで、規則正しい生活リズムが自然と身につきます。
外に出るきっかけができることで、太陽の光を浴び、人との会話が生まれ、生活の質が向上します。
このリズムの安定こそが、心身の安定への第一歩となります。

2. 「自分にもできる」という自信がつく

B型での作業は、利用者の能力に合わせて細分化され、無理なく取り組めるように配慮されています。
小さな作業でも、完成させて誰かに喜んでもらえる経験は、自己肯定感を高めてくれます。失敗してもスタッフがサポートしてくれる環境なので、安心して新しいことに挑戦できます。

3. 社会との接点や仲間ができる

同じ悩みや目標を持つ仲間と出会えることも大きな魅力です。
孤独感から解放され、「一人ではない」と感じられる場所があることは、心の安定に大きく寄与します。


また、スタッフとの定期的な面談や相談を通じて、自分の状態を客観的に把握し、適切なアドバイスを受けることができます。社会とのつながりを再構築し、孤立を防ぐセーフティネットとしての機能も担っています。

このように、B型が提供する非経済的なメリットは、利用者の長期的な回復と社会復帰において、非常に重要な役割を果たします。


自分に合った事業所を見つけるポイント

B型事業所は、場所によって雰囲気や提供されるサービスが大きく異なります。
そのため「通ってみたらイメージと違った」という事態を避けるために、以下のポイントを確認してみてください。

1.作業内容は自分に合っているか

モクモクと作業するのが好きか、体を動かすのが好きか。


IT系の作業に興味があるか、手作業が好きか。事業所の作業内容が、あなたの興味や適性に合致しているか等
興味のない作業を無理に続けることは、長続きしない原因となります。

2.スタッフや利用者の雰囲気

賑やかな場所か、静かに集中できる場所か。


スタッフは親身になって話を聞いてくれるか、利用者同士の交流は活発か、等
事業所の「空気感」は、あなたが安心して通い続けられるかを左右する重要な要素の一つです。

3.アクセスの良さ

無理なく通い続けられる距離にあるか。使える交通手段や、移動時間等
体調に波がある場合でも通所ができるよう、移動の負担は最小限に抑えるべきでしょう。

4.事業所の理念と実績

事業所がどのような理念を持って運営されているか、また、B型からA型や一般就労への移行実績があるかどうかも、将来的なステップアップを考えている場合には重要なチェックポイントです。

一番確実なのは、実際に自分の目で見て、その場の空気感に触れることです。
ほとんどの事業所では「見学」や「体験」を受け付けています。


見学の際には、遠慮せずにスタッフに質問し、利用者の方々の様子を観察しましょう。


東大阪市で自分らしい一歩を。「わんすてっぷ」のご案内

もしあなたが、東大阪市周辺で「自分のペースで始められる場所」を探しているなら、就労継続支援B型事業所「わんすてっぷ」を覗いてみませんか?

私たちは、利用者様一人ひとりの「今の気持ち」を大切にしています。無理に背中を押すのではなく、まずは安心して過ごせる居場所であることを第一に考えています。

「ずっと家にいるのは不安だけど、急に働くのは怖い」 「自分に何ができるのか分からない」

そんな悩みをお持ちの方こそ、ぜひ一度「わんすてっぷ」を見学してみてください。どんな些細な不安でも、スタッフが丁寧にお話を伺います。


私たちは、あなたの「わんすてっぷ(一歩)」を全力でサポートするための体制を整えています。

当事業所が提供する具体的なサポート体制には、以下のようなものがあります。

個別支援計画の策定

あなたの目標や体調、希望に合わせて、最適な通所頻度や作業内容を定めた個別支援計画を一緒に作成します。この計画は、あなたの成長に合わせて柔軟に見直されます。

経験豊富なスタッフによるサポート

サービス管理責任者や職業指導員など、専門的な知識を持ったスタッフが常駐しており、作業面だけでなく、生活面や健康面での相談にも応じます。

アットホームな雰囲気

少人数制で、利用者同士やスタッフとの距離が近く、温かい雰囲気の中で作業に取り組むことができます。人間関係のストレスを最小限に抑える工夫がされています。

お電話、またはお問い合わせフォームから「見学してみたいのですが」とお気軽にご連絡ください。


あなたの新しい毎日が、ここから少しずつ動き出すかもしれません。私たちは、あなたが自分らしく輝ける未来を信じています。


まとめ

就労継続支援B型は、将来に向けて力を蓄えるための「準備期間」を過ごす場所です。A型との違いを理解した上で、今の自分にとって何が一番心地よいのかを考えてみてください。

B型は、経済的な報酬よりも、心身の安定、生活リズムの確立、そして社会とのつながりの再構築という、非経済的な価値に重きを置いたサービスです。このサービスを賢く利用することで、将来的なA型への移行や一般就労への道筋が、より確実なものとなります。

一歩踏み出すのは勇気がいりますが、その一歩があなたの生活を明るく変えるきっかけになります。まずは身近な相談窓口や、気になる事業所の見学から始めてみましょう。


あなたのペースで、あなたの「わんすてっぷ」を。私たちは、その歩みを心から応援しています。

氏野 恵|サービス管理責任者

氏野 恵|サービス管理責任者

就労継続支援B型事業所「わんすてっぷ」の管理者・サービス管理責任者(兼務)。 福祉分野で7年半の実務経験を持ち、介護福祉士、強度行動障害支援者の資格を有する。 利用者さん一人ひとりの特性や気持ちを丁寧にくみ取り、やってみたい気持ちを大切にした支援を心がけている。 また、JNAネイリスト技能検定2級を取得しネイリストとして約2年間のサロンワーク経験と、福祉ネイリストとしての活動経験を持つ。支援の幅を広げる学びの一環として野菜ソムリエの資格も取得し、これまでの経験を活かしながら日々の事業所運営と支援に取り組んでいる。」

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